1. 売却に至った背景

東京都八王子市にある築28年の4LDKの戸建て。駐車場2台分を備え、幼稚園・小学校・中学校、スーパーも徒歩圏内にある利便性の高いエリアに位置していました。

ご相談いただいたご夫婦は、新築時に住宅ローンを組み長年住んでいました。しかし、住宅ローンの債務者であるご主人が脳梗塞で倒れ、長期間の入院を余儀なくされました。退院後も後遺症が残り、仕事復帰が難しくなったため、収入が大幅に減少。預貯金を取り崩しながら住宅ローンを返済していましたが、やがて生活費にも困窮し、消費者金融からの借入れで凌ぐ状況に。しかし、それも限界を迎え、ついには住宅ローンの返済を滞納してしまいました。

団体信用生命保険の更新をしていなかったため、保険適用はならず、銀行から一括返済を求められる事態に。競売を避けるため、弊社のホームページを通じてご相談いただき、任意売却のサポートをさせていただきました。

2. 売却活動の流れ

① 債権者との交渉
まずは債権者と協議し、任意売却の承諾を得た上で売出価格を決定しました。

② 販売戦略の策定
・物件の査定額は住宅ローンの残債を下回っていましたが、少しでも負担を軽減できるよう、可能な限り高く売却する戦略を立てました。
・相場価格よりやや高めの設定で売り出し、ネット掲載や弊社の顧客ネットワークを活用しました。

③ 販売活動と成約
・当初の販売価格では想定より反響があったものの、購入希望者からの指値交渉が入りました。
・債権者との交渉を経て最終的な価格を調整し、住宅ローン残債が数百万円残る形ではありましたが、売却を成立させました。
・競売よりも高値で売却できたため、最悪の事態を回避できたことが大きな成果でした。

3. 売却後の生活とお客様の声

売主様は、住宅ローンの完済は難しいと理解されていましたが、「競売だけは避けたい」 という思いがありました。その希望が叶い、少しでも高く売却できたことに安堵されていました。

売却後は弊社が引越し先のアパートをご紹介し、新たな生活をスタート。残った住宅ローンの残債については、債権者と新たな返済計画を策定し、毎月少しずつ返済を続けています。

一方で、「団体信用生命保険の更新をしておけばよかった」 と後悔されており、万が一に備えた資金計画の重要性を改めて痛感されたとのことでした。

4. 購入者の特徴とスムーズに売れた理由

購入者はファミリー層で、周辺の教育環境や生活利便性を重視していたことが決め手となりました。また、 ・駐車場2台付き ・4LDKの間取りで広々とした住空間 ・リフォームなしでも十分住める状態 といった点が評価され、スムーズな売却につながりました。

5. まとめ

住宅ローンの返済が厳しくなり、滞納が続いてしまうと、最終的には競売にかけられてしまう可能性が高くなります。しかし、今回のように早めにご相談いただくことで、競売を回避し、できるだけ有利な条件で売却することが可能です。

「住宅ローンの支払いが厳しくなってきた…」
「滞納してしまい、どうすればいいかわからない…」

そんなお悩みをお持ちの方は、まずはお気軽にご相談ください。

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監修者情報 リッチ・マネジメント株式会社
代表者　大和田豊 詳しくはこちら