2023年6月:入院をきっかけに任意売却 sale
今回、住宅ローンの返済が困難になり、ご相談をいただいたのは富山県にお住まいのS様です。
S様はご家族と共に長年、順調にご自宅に居住していましたが、ある出来事によりご自宅を売却せざるを得ない状況になりました。
S様は建設関係の会社に勤めていましたが、約1年前に体調を崩し、3か月間の入院を余儀なくされました。それまでは収入は安定していたので、入院中の収入が途絶えましたが、住宅ローンの支払いは可能な状況でした。ただ、給料の銀行口座から住宅ローンの引き落とし口座への入金を数か月怠ってしまったことが、今回のご自宅売却に至る原因となりました。
入院中、金融機関から督促の連絡がありました。S様は入院中で資金移動ができない事情を説明しましたが、金融機関は事情を受け入れず、口論になることもありました。その結果、通常よりも早く競売申し立てがされてしまいました。
この状況を重く見たS様の息子様が、弊社ホームページを通じて連絡をくださいました。S様から詳しいお話を伺い、金融機関と連絡を取りました。現段階では競売申立てを取り消すことはできませんでしたが、競売期間入札までに住宅ローンを完済できる買主が見つかれば、競売を取り下げてもらえることになりました。
弊社はすぐに販売活動を開始しました。現在のご自宅の相場価格では完済が厳しく、競売までの時間も限られていたため、困難な状況でした。しかし、最終的に競売期間入札までに住宅ローンを完済できる金額で買主を見つけ、無事にご自宅を売却することができました。もし競売になっていたら、完済は難しく、残債が残っていたと思います。
今回の事例から学んだことは、どんな事情であれ、住宅ローンの返済が困難になった場合は、まず早急に金融機関に連絡し、事情を説明することです。そして、自分だけで判断せず、専門家に相談することが重要です。今回のご自宅売却に至った原因は経済的理由ではなく、うっかりしたミスです。資金の口座移動も、適切な方法があったかもしれません。
「できる任売ナビ」では、住宅ローンの返済トラブルの相談を受付けております。滞納前の状況でもご相談者様の希望を第一に最善のアドバイスをさせていただきます。
ご相談は、完全無料で全国の方を対象としておりますので、電話、LINE、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。
監修者情報
リッチ・マネジメント株式会社
代表者 大和田豊
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