2023年7月:コロナ禍の影響による任意売却 sale
今回、住宅ローンの返済が困難になり、ご相談をいただいたのは、青森県にお住まいのS様です。
S様はご結婚を機に新築のご自宅を購入し、ご家族と共に何不自由なく生活していました。しかし、購入後間もなくコロナ禍が始まりました。S様はコロナに感染したわけではありませんが、体調を崩し、当時勤めていた会社を休んでいました。その際、会社からコロナを疑われ、長期間の出勤停止を命じられたことが原因で会社と揉め、そのまま退職することになりました。
その後、収入が途絶え、コロナ禍の影響で仕事を見つけることもできず、住宅ローンの返済が困難になりました。金融機関からの督促や催促が続き、生活も乱れ、やがて家族は崩壊し、離婚に至りました。S様一人では一軒家は必要なくなり、収入の見込みも立たないため、弊社のホームページからお問い合わせをいただき、任意売却を進めることになりました。
S様からの依頼を受けた時点で、S様は遠方への引越しを控えており、住宅ローンの窓口は銀行から債権回収会社に移っていました。弊社は債権回収会社と売却手続きや交渉を始めましたが、ご自宅が築数年と新しく、住宅ローンの残債がほとんど減っていなかったため、債権回収会社は完済に近い金額で売却を希望していました。しかし、それでは相場的に売却が難しく、価格交渉が続きました。
債権回収会社と買主の価格交渉が難航する中、債権回収会社は競売申立ての準備を進めていましたが、競売申立ての直前にどうにか価格の折り合いがつき、最後の最後で売却することができました。
今回のポイントは、S様が遠方に引越しをしていたため、ご自宅の引渡し時に青森県に戻る必要があったこと、そして住宅ローンの残債がほとんど減っていなかったため、債権回収会社との価格交渉が非常に重要だったことです。
S様は最後まで大変お忙しい中、弊社との協力に応じていただき、遠方に引越しされても連絡を取り続け、ご自宅の引渡し時には青森県まで来ていただけました。また、債権回収会社とも交渉を続け、競売申立て直前でしたが、どうにか売却に成功しました。
新築のご自宅を購入して間もなく住宅ローンの返済が厳しくなり、どうしたらよいか分からない方もいらっしゃるかと思います。残債がほとんど減っていなくても任意売却は可能ですので、住宅ローンの返済でお困りの方はぜひ「できる任売ナビ」までご相談ください。
ご相談は、完全無料で全国の方を対象としておりますので、電話、LINE、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。
監修者情報
リッチ・マネジメント株式会社
代表者 大和田豊
詳しくはこちら